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■多汗症の治療方法■
・薬物療法
・手術による治療
・心身療法
…などがあります。
心身療法では主にカウンセリングによって汗に対するマイナス意識を変えていったり、自律訓練法によって自律神経(交感神経や副交感神経)のはたらきを整えるなどの療法が行なわれます。発汗を作用している交感神経をブロックする手術による治療もあります。
また、自律神経の働きを調節する呼吸法もあるようです。
発汗は、交感神経にコントロールされていますが、ゆっくりした呼吸は、心臓の鼓動も遅くなり、血圧も下がり、全身の筋肉も緩んできます。しだいに、交感神経の緊張も解けて、末梢のエクリン腺を支配している交感神経が鎮まって、発汗が抑えられるというものです。

Q.できるだけ水分をとらないようにしていますが効果はありますか?
A.あなたが精神性発汗によって汗をかくタイプでしたら、飲む水の量をいくら減らしても汗の量は減りません。また、通常の健康状態で大量の水を飲んでも、それは汗よりも尿として排泄されるため、生理的な汗もそれほど増えません。
夏の暑いときに外を歩き回って脱水状態になった場合でも、汗が多く出るのではないかと水分をとらずに我慢している人がいますが、熱バテや熱射病の原因となり危険です。適度の塩分を含んだ水分を補給しましょう。
脱水症状になると、体は汗を減らすように働きます。すると熱が体内にたまって体温が上昇する「熱バテ」に、さらに進むと、意識障害やけいれんを伴う熱中症を起こし、死に至る危険性もあるのです。このように脱水は体にダメージを与えるから水分補給は重要です。
Q.汗のニオイどうにかならない?
A.エクリン腺から出る汗は、におい物質がほとんど含まれていません。塩分が多く含まれていることもあって、細菌の繁殖もあまりみられません。つまり、汗だけでは、ほとんどにおいは発していないといってよいでしょう。
汗の臭いの元は、汗によって皮膚上に存在する細菌(表皮ブドウ球菌・アクネ菌など)の繁殖が原因です。さらに…、
「悪い汗、アルカリ性の汗は、皮膚にいる常在菌が繁殖しやすく、臭くなりやすい。」のです!
◎ 良い汗/悪い汗とは?
体温が上昇すると、ミネラル分と水分が汗腺に取り込まれます。
体にとって大切なミネラル分は、体の外に出さないで殆どが血液中に再吸収されます。 水分だけが汗となり、皮膚面に出る。(これが良い汗)
汗をかかない生活をしていると、汗腺の機能が鈍り、ミネラル分の再吸収を行わず、水分と一緒に体外に出てしまう。(悪い汗)
◎ 「悪い汗」は、普段から汗をかかない生活をしている人が、突然暑い場所に出た時にかきやすく、再吸収が行われない上に、かえって大量な汗「ドカ汗」をかいてしまいます。また、生理機能を活発にしてくれる「ミネラル」が一緒に放出してしまうため、体調不良など様々な体のダメージを招いてしまうのです。しかも、この「悪い汗」は「良い汗」が酸性であるのに対してアルカリ性で、皮膚にいる常在菌が繁殖しやすいため、嫌な臭いのもとにもなってしまいます。
悪い汗→皮膚にいる常在菌が、悪い汗を餌として繁殖するため、臭う。
やはり、汗臭さを防ぐには皮膚表面を清潔に保つことが大切! です。
暑い夏、汗かきの人は、気温の変化に合わせて着脱できる衣類や、汗を吸収しやすい綿のTシャツを着るなど、快適に過ごす工夫をするといいですね。
デオドラント
Q. 体臭に有効だと考えられている食品・食品成分は?
気をつけたいのが食生活です。基本的に肉類の多い食生活をしていると体臭は強くなると言われています。欧米人の体臭が強いのも、食生活にあるとされています。動物性の脂肪をとりすぎると、皮脂腺の活動が活発になりすぎ、皮脂腺の中にとどまって酸化し始め、過酸化脂質を増やして不快なニオイを発生させます。
これに対し、多く摂りたいのが、抗酸化食品です。酸化を防げば体臭も抑えることができるのです。
また、体内に乳酸がふえると、汗に含まれる尿素とアンモニアが急激にふえ、汗臭さにアンモニア臭がプラスされます。 これは、
人間は、通常体内の“クエン酸回路”というシステムでエネルギーを生み出しているのですが、末梢血管の循環が悪くなって酸欠になったり、食事のバランスが崩れたり、ストレスが重なってくると、クエン酸回路ではなく、糖を消費する解糖系が働き、汗の中に乳酸が増え、アンモニア臭の原因になるのです。クエン酸回路を正常な状態にすれば、ダイエット効果だけでなく、疲労物質が体に溜まるのを防ぐことができます。
「梅、梅干、黒酢、梅酢(クエン酸)」「レモン、しょうが」「緑茶(カテキン)」「ポリフェノール」「フラボノイド」「クロロフィル」・・・など、消臭に有効だと考えられているものを摂ってみましょう。
クロロフレッシュ
消臭効果が期待できる。
リンゴ酢
バイオフラボノイド
抗酸化作用があります。
Q.どうしても汗をかきたくない時は?
汗をかいた方が良いのはわかっていただけたと思いますが、どうしても汗をかきたくない時もありますよね。
そんな時に良い方法が、汗を自在にコントロールできる「皮膚圧反射」 です。
皮膚圧反射とは…
人間には、なんらかの原因で発汗しづらい場合、その分ほかの場所で汗をかく、反射機能が備わっています。
例えば、右半身を下にして寝ると、右半身の汗は蒸発しにくい為、左半身で発汗するようになっている。
背中の背もたれで背中を圧迫すると、背中の汗は蒸発しづらいので、ある程度時間が経つと汗が止り、その分下半身で発汗するようになっている。など…
皮膚圧反射は、どんな時も発汗量を一定に保つ為に人間に備わっている機能。です。
<皮膚圧反射を応用した汗のコントロール>
この、皮膚圧反射は、基本的には左右対象で現われ、これを利用すれば、気になる部分の汗を止められます。
[顔・胸・脇の汗を止める]
胸の乳首の上、5センチの所を押さえる。
顔に汗をかきたくない女性の場合、ブラジャーのホックを一つきつくする。
◎ 舞妓さんが、帯で胸を強く圧迫するのは、顔の汗を抑えることで化粧崩れを防いでいると言われています。
[右半身の汗を止める]
右の脇の下から5センチの所を押さえる。
[下半身にかく汗を止める]
左右の腰を押さえる。
足のムレが気になる人は、ズボンのベルトの穴を一つきつくする。
皮膚圧反射によって汗を止めても、他の場所で発汗しているので、身体に悪影響を及ぼすことはありません。
◇良い汗をかいて健康生活を!
「良い汗をかくにはどうしたらいいのか」をご紹介しておきましょう。
- ウォーキングなどの運動をして体温を上昇させ、発汗する習慣をつけることが大切です。(20分歩くとダイエットにもなる) 有酸素運動で、発汗の習慣をつけましょう。
- サウナや家庭用サウナスーツで発汗する。(心臓に負担のかかる場合があるので、入り過ぎに注意してください)
- 入浴する時は、シャワーだけでなく浴槽につかる。
自分の意志でコントロールできない「自律神経」ですが、お風呂で熱い湯(42度くらい)に入ると、交感神経を刺激して、体に活動体制へ向かいます。反対に、ぬる湯(40度まで)に入ると、副交感神経が支配して、カラダを休息状態にすることができます。
- 1日1回コーヒーやお茶など熱いものを飲み、じんわり汗をかく。
- 部屋のエアコン設定温度は、夏の暑い時期でも、外気温のマイナス5度以内を目安に。
◎ これらを繰り返せば、急激に汗をかいてしまうドカ汗を克服し、良い汗腺を手に入れられるはず、です。
これで、夏の汗対策はバッチリ!ですね。日頃からスポーツなどでいい汗を流しましょう。
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