睡眠障害について
睡眠は人間の心と身体の接点にあり、健康を守る重要な働きをしています。しかし、睡眠障害の頻度は一般人口の20%にも及ぶといわれており、その対策は医療にとって緊急の課題と考えられています。
睡眠の障害には多くの種類があります。
- 各種不眠症
- 過眠症(ナルコレプシー、特発性過眠症、睡眠時無呼吸症など)
- 睡眠覚醒リズム障害
- 睡眠時随伴症候群(夜間せん妄、夢中遊行など)
…など、数多くの病態があります
不眠症について
不眠症と一口に言っても、人により症状は様々です。一番多いのは、寝つきが悪い(入眠障害)ですが、途中で目が覚めてしまう(中途覚醒)、睡眠時間のわりには、ぐっすり眠った感じがしない(熟眠障害)、朝早く目が覚めてしまう(早朝覚醒:高齢者に多い)などがあります。そのどれにあたるかにより、治療法・対処法も異なります。また、不眠になった原因を探ることも大切です。
ちょっとした心配ごとや悩みがあって眠れない、旅行先で眠れなくなったなど、一時的な環境の変化や心理的ストレスで数日間眠れないものを一過性不眠といい、1〜3週間持続するものを短期不眠といいます。これらの不眠は原因が解決すれば、やがていつも通りに眠れるようになることがほとんどです。
一方、1ヶ月以上の不眠は長期不眠といい、なかなか改善されないときは、特別な疾患の可能性もありますので、医師に相談してください。 背後に内科的な病気(喘息、心不全、膠原病)や精神的な病気(うつ病、精神分裂病、神経症)などが隠れていることがあります。また、服用中の薬が原因で眠れなくなることもあります。
不眠は、体調に悪影響を及ぼしたり、昼間の眠気のために事故などを引き起こす恐れがあります。「眠れないだけ」と軽く考えるのは禁物です。
睡眠のメカニズム
睡眠には浅い眠りのレム睡眠と、深い眠りのノンレム睡眠があります。 眠りにつくと、まず60〜120分でノンレム睡眠があらわれ、次に浅い眠りのレム睡眠へと移行します。私たちの眠りはこれら性質の異なる2種類の睡眠で構成されており、健康な人は、一晩に約90分周期で、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返します。
*レム(REM)睡眠とは?
体は活動を休止しているのに、大脳活動は覚醒に近く、夢を見ているときなどの睡眠。急速な眼球運動(rapid eye movement:REM)が出現するので、REM睡眠といわれています。体の休息と記憶の整理のための睡眠です。
*ノンレム(Non-REM)睡眠とは?
「レム以外の睡眠」という意味で、いわゆる深く安らかな眠りです。脳の温度は下がり、体は弛緩して心拍のテンポも遅くなり、眼球運動が見られない状態です。「脳も体も休んでいる」状態。このノンレム睡眠にも深い時期と浅い時期があります。ノンレム睡眠の深さは睡眠の質とも関係しており、熟睡感に影響すると考えられています。
睡眠のこのような変化により、体も脳も疲れを解消し、ベストな状態へと調整しているのです。
睡眠・覚醒リズムをつかさどる生体時計は、脳の中の視床下部の近くにある視交叉上核というところにあります。この位置は目の神経に関連深く生体時計が光情報に影響をうけやすいことを示唆しています。また、ストレスなどの心理的な影響を受けやすく、ストレスの多い生活は深い眠りを妨害し、この睡眠リズムを狂わせてしまうともいわれており、熟睡感が得られない原因となります。最近、なんだか眠れなくなったという人は、まずは身の回りのストレスチェックをしてみましょう。
睡眠の質を高めよう!
生活のリズムをチェックして、睡眠の質を向上させましょう。
ストレスをためないよう注意し、適度な運動も心がけてください。運動をしっかりしている人は不眠が、少ないこともわかっていますので、運動する習慣をつけると睡眠の質が改善されます。
その他、コーヒー、お茶などカフェインの摂取は睡眠を障害します。また、アルコールは寝つきを多少よくすることもありますが、睡眠の質を悪くさせますので、注意してください。
睡眠と体温は非常に密接な関係があり、体温が下がると眠くなり、体温がある程度の高さに上がると目覚めることから、寝付きを良くするには寝る3時間前に入浴などで体温を上げておく事が大切です。
また、これまでの研究で、ヒトの生体リズムの調整には光が重要な役割を果たしていることが明らかにされています。朝の光にあたる時刻で、夜眠くなる時刻が決まるのです。つまり、夜眠たくなる時刻を決めているのは、床につく時間ではなく、朝起きたときに光にあたる時刻ということがわかっていまので、目が覚めたら日光を取り入れ、体内時計をスイッチオンし、 夜は明るすぎない照明にしましょう。
網膜を通して体内時計に関係する脳の視床下部に光の刺激を受けることで、生体リズムが整えられていきます。
いびき・歯ぎしりについて
いびきも、歯ぎしりも、病気ではありませんが、周りの人に迷惑をかけ、自分の体にも良くありません。
また、いびきについては、睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)という、よくある病気の症状の一つとしてあらわれていることがあり注意が必要です。気道が狭くなれば、肺に入る空気の量が減少し、酸素吸入量が減ります。酸素を多く取り入れようとして、心臓の負担も増加します。この為、疲れが取れにくかったり、心臓病や脳血管疾患に罹るリスクが高くなります。また、熟睡できずに昼間、眠気を感じる方もいます。肥満の改善や耳鼻咽喉科的治療が有効な場合もあります。
快適グッズ
![]() | Snore Stop 商品番号:3794スノアストップ ファスト・タブ:20錠 |
![]() | Dental Concepts 商品番号:3813ナイトガード:サイズM |
![]() | Dental Concepts 商品番号:4307ナイトガード:サイズL |
眠れない方へ
塩酸ジフェンヒドラミンは、本来風邪薬やアレルギーの薬として使われる抗ヒスタミン薬で、古くから使用されています。 塩酸ジフェンヒドラミンが脳の神経細胞を興奮させるヒスタミンの働きを抑制し、「寝付けない」「眠りが浅い」などの症状を緩和します。ただ、一時的な不眠が対象ですので、何日も不眠の症状が続く場合は医師の診断を受け、医療用医薬品の睡眠薬などを処方してもらう必要があるでしょう。
![]() | Simply Sleep 商品番号:1538シンプリー・スリープ:24ミニカプレット |
![]() | Unisom 商品番号:3643ユニサム・スリープジェル(マキシマムストレングス):8ソフトジェル |
メラトニン
メラトニンは体のリズムを整え、自然な睡眠と目覚めを促す重要な役割を果たしています。また、体内のメラトニンレベルを保つことにより、老化現象を遅らせることができるとも言われています。時差ボケ解消にもすぐれた効果があります。
![]() | Nature's Bounty 商品番号:103メラトニン3mg:60錠 |
![]() | Nature Made Nutritional Products 商品番号:994メラトニン3mg:60錠 |
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ストレスが気になる方へ
ストレスが続くと心理的な緊張不安から眠れなくなることがあります。これはあくまでも一過性の不眠ですが、ストレスで脆くなっている精神状態はしだいに、深刻な不眠に陥りやすいものです。サプリなどで、気分転換、リラックスしましょう。
日々のストレスを解消し健康の維持のお役立てください。気分を落ち着かせてくれます。
![]() | Bach Flower Remedies Ltd. 商品番号:5299バッチ レスキューレメディ:20ml(0.7 fl.oz.) |
5-HTP
精神を安定させ、快眠にいざないます。脳内のセロトニンの生産を増加させますので、抗うつ薬を服用されている方は、医師に相談してください。
![]() | NATURAL BALANCE 商品番号:23385-HTP/50mg:60カプセル |
![]() | NATURAL BALANCE 商品番号:2528HTPカーム:60カプセル |
カルシウム
イライラの原因はカルシウム不足かも。カルシウムはストレスによって対外に排泄されやすいです。また、カルシウムにはマグネシウムという相棒が必要で、バランスが崩れるとうまく吸収されません。カルシウム:マグネシウム=2:1 がベストバランスです。
![]() | Nature's Plus 商品番号:3319ソースオブライフ・カルマグ:90錠 |
![]() | NATURAL BALANCE 商品番号:3155ハッピーキャンパー:120カプセル |
睡眠薬について
不眠の原因を取り除き、生活習慣や睡眠環境の改善をしても充分な効果が得られないときには、睡眠薬による治療が行わ れます。不眠には入眠障害、熟眠障害、中途覚醒、早朝覚醒がありますが、薬剤もその症状によって使い分けられています。睡眠薬に不安を抱きながら服用している人が多いようですが、最近の睡眠薬は安全性が高いのが特徴です。医師の指示に従えば安全性が高く、依存性も少ないのでやめられなくなるという心配はまずありません。医師の指示を守って正しく服用しましょう。薬を止める場合も、薬のタイプによって異なります。副作用がある場合はもちろんのこと、止める場合も医師に相談しながら行ってください。
*服用する際の注意事項
- 就寝前に、服用する。
- 服用時は車、機械などの運転はしない。
- 服用するときは、アルコール類を同時に飲まない。自分の判断で飲む量を増やしたり中止したりせず、必ず医師に相談する。
- 翌日まで睡眠薬の作用が残ることがある。眠気やふらつきなどの副作用には注意が必要。お年寄りの方は、肝臓や腎臓の機能が低下しているために、特に注意してください。
睡眠薬について分からないことがある場合や、何か変わったことが起こった場合は、自分で判断せずに医師に相談してください。













